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【映画レビュー】「ブレット・トレイン」(原題「Bullet Train」/2022 アメリカ・日本・スペイン) [映画]

【映画レビュー】「ブレット・トレイン」(原題「Bullet Train」/2022 アメリカ・日本・スペイン)
 世界で最も運の悪い殺し屋“レディバグ”(ブラッド・ピット)が、東京発の新幹線に乗り込みブリーフケースを盗み出し、品川駅で降りるというミッションを与えられる
 しかし、次々と世界中の殺し屋が同じ新幹線に乗り込みレディバグに立ちふさがる。降りたくても降りられないまま、新幹線は終点の京都駅に到着する。そこには世界最大の犯罪組織のボスであるホワイト・デス(マイケル・シャノン)が待ち受けていた…。
 大ヒットを記録した伊坂幸太郎の小説『マリアビートル』原作としており、日本が舞台とされているが、新幹線が近未来的に描かれているのとは対照的に、東京など日本の街の描き方は、まるで昭和そのもので違和感を禁じ得ない。
 主演のブラッド・ピットはじめ、キャストは豪華だ。超高速で走り続ける新幹線の中で繰り広げられる会話劇とアクションも、同作の見どころとしているのだろう。
 しかしながら、日本を舞台としている割に、日本人キャストが少な過ぎる。日本人殺し屋の木村を演じたアンドリュー・小路にしても、英国籍のハーフだ。これでは。いわゆる“ホワイトウォッシング”との批判を受けるのも致し方なかろう。
 格闘の中で、新幹線の非常扉を開けてしまったり、他車両に激突して大爆発してしまう迫力のラストなど、よくJRがOKしたなと感じるシーンもあるが、徐々に物語が冗長に感じられてしまう。挿入されている音楽も、スペインのフラメンコ風のものや、日本の懐メロなどが使われ、唐突さは否めないところだ。
 結局は“プラピを楽しむ作品”に終始しており、それ以外の見どころは少ない作品だ。
<評価>★☆☆☆☆
<公式サイト>https://www.sonypictures.jp/he/2469353
<監督>デビッド・リーチ
<製作>ケリー・マコーミック、デビッド・リーチ、アントワン・フークア
<製作総指揮>ブレント・オコナー、カット・サミック、寺田悠馬、三枝亮介
<脚本>ザック・オルケウィッツ
<撮影>ジョナサン・セラ
<美術>デビッド・ショイネマン
<衣装>セーラ・イブリン
<編集>エリザベット・ロナルズドッティル
<音楽>ドミニク・ルイス
<挿入歌>アヴちゃん、奥田民生
<視覚効果監修>マイケル・ブラツェルトン
<原作>伊坂幸太郎「マリアビートル」(角川書店) https://www.kadokawa.co.jp/product/321302000007/
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