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【映画レビュー】「355」(原題「The 355」/2022 イギリス) [映画]

【映画レビュー】「355」(原題「The 355」/2022 イギリス)
 ストーリーは非常に明快だ。携帯電話から旅客機までハッキング可能なデバイスが、コロンビアで開発され、諜報員ルイス(エドガー・ラミレス)の手に渡り、行方をくらます。国際テロ組織に渡れば、世界中を大混乱に陥れることも可能なデバイスに各国の諜報機関は脅威を察知し、取り戻そうと動く。
 実際に航空機の墜落や、通信障害が相次ぎ、世界を震撼させる。
 そのために集ったのが、本来であればライバルである米CIAのメイス(ジェシカ・チャステイン)、コロンビアDNIのグラシエラ(ペネロペ・クルス)、中国政府の工作員リン(ファン・ビンビン)、ドイツBNDのマリー(ダイアン・クルーガー)、イギリスMI6のハディージャ(ルピタ・ニョンゴ)が手を組み、コードネーム「355」と呼ばれるチームを結成し、デバイスを追う。
 「355」とは18世紀の米独立戦争時代に実在した女性スパイにちなんでいるという。
 とにかく過剰なほどに派手なガンアクションが繰り広げられる。豪華キャストによる、パリやロンドンを舞台としたアクションシーンも見どころの一つだ。英国映画であるが故、「CIA=絶対的な善」として描いていない点も目新しい視座だ。
 こういた作品にストーリー性を求めるのは野暮というもの。全くといっていいほど捻りのないストーリー展開だが、とにかく爽快なほど銃をブッぱなし、人がコロコロ死んでいく。
 全くリアリティーのない脚本と、贅沢とも無駄遣いともいえるキャスティング。難しいことは抜きにして鑑賞するには楽しめる一作だ。
<評価>★★★☆☆
<公式サイト>https://355-movie.jp/
<公式Twitter>https://twitter.com/355movie_JP
<監督>サイモン・キンバーグ
<原案>テレサ・レベック
<脚本>テレサ・レベック、サイモン・キンバーグ
<製作>ジェシカ・チャステイン、ケリー・カーマイケル、サイモン・キンバーグ
<製作総指揮>リチャード・ヒューイット、エスモンド・レン、ワン・ルイ・ファン
<撮影>ティム・モーリス=ジョーンズ
<美術>サイモン・エリオット
<衣装>ステファニー・コーリー
<編集>ジョン・ギルバート リー・スミス
<音楽>トム・ホルケンボルフ
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355(字幕版)

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  • 出版社/メーカー:
  • 発売日: 2022/07/17
  • メディア: Prime Video






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