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【映画レビュー】「ゲネプロ★7」(2023 日本) [映画]

【映画レビュー】「ゲネプロ★7」(2023 日本)
 若者から絶大な人気の7人組男性ユニット「劇団SEVEN」。新作舞台「シェイクスピア・レジェンズ」の準備に向けて、新たなメンバー山井啓介(三浦海里)の加入と時を同じくして、リーダーの蘇我が急死する。蘇我を失った劇団はパワーバランスを失い、お互いのミスを責め合い、稽古にも身が入らず、次第に信頼関係を失っていく。
 さらに、“ある秘密”が彼らに告げられたことで、運命の歯車は容赦なく狂い出す。
 誰かが操っているのか?何者かが劇団に仕掛けた罠なのか?1人、また1人と、不気味な影が彼らを嘲笑う。止まらない猜疑心と焦燥感。そんな中、「劇団SEVEN」の絆を打ち砕こうとする黒幕に迫っていく…というミステリー作だ。
 これは脚本の問題でもあり、演者の問題でもあるのだが、気分次第で稽古を中断したり、仲間の足を引っ張る時点で「役者」として問題があるのではないかという思いが先立ち、終始モヤモヤした展開が続く
 「子どもじゃないんだからさぁ」というセリフがあるが、些細なことでケンカを始めたり、メンバー全員の“ガキっぽさ”ばかりが際立つ。
 鑑賞者側に考察を押し付けるようなシナリオも、説明不足で、一体何を描きたかったのか不明なまま、物語は幕を閉じる。
 「劇団SEVEN」を演じた若手俳優は、それぞれ尖ったキャラクターを演じ、殺陣のシーンも見せ場だっただけに、彼らの持ち味を生かしているわけでもなかった点で、もったいなさも残る。
 ミステリーとしても、どこかスッキリせず、血がドバドバ出るだけで、後味の悪さだけが残った。
 このキャストが見たい人以外には、刺さらない作品といえる。堤幸彦監督作品ということで、期待しては見たが、裏切られた気分だ。
<評価>★☆☆☆☆
<公式サイト>https://gaga.ne.jp/gene7movie/
<公式X>https://twitter.com/Gene7movie
<監督>堤幸彦
<脚本>川尻恵太
<製作>藤田晋、野上祥子 依田巽 渡辺章仁 米田理恵
<企画・プロデュース>松田誠
<エグゼクテイブプロデューサー>谷口達彦
<プロデューサー>柳昌寿、寺田哲章
<撮影>斑目重友
<照明>山口泰一郎
<録音>臼井久雄
<美術>長谷川功
<装飾>篠田公史
<衣装>牧亜矢美、佐久間美緒、及川千春
<ヘアメイク>阿部麻美子
<編集>大野昌寛
<音響効果>壁谷貴弘
<音楽プロデューサー>茂木英興
<音楽>植田能平
<劇中音楽>ZIPANG OPERA
<アクション監督>栗田政明
<振付>賞間里美
<VFX>野崎宏二
<助監督>稲留武
<スクリプター>奥平綾子
<スケジュール>鬼頭理三
<アシスタントプロデューサー>高橋ちえ
<ラインプロデューサー>市山竜次
<主題歌>ZIPANG OPERA「KAMINARI FLAVOR」(LDH Records) https://ldhrecords.jp/6990/
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