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【極私的ドラマランキング(2023/8/17現在)】 [ドラマ]

【極私的ドラマランキング(2023/8/17現在)】
(1)最高の教師 1年後、私は生徒に■された(日本テレビ系)
(2)シッコウ!!~犬と私と執行官~(テレビ朝日系)
(3)ハヤブサ消防団(テレビ朝日系)
(4)ばらかもん(フジテレビ系)
(5)VIVANT(TBS系)
(6)転職の魔王様(フジテレビ系)
(7)CODE―願いの代償―(日本テレビ系)
(8)何曜日に生まれたの(テレビ朝日系)
(9)この素晴らしき世界(フジテレビ系)
(10)警部補ダイマジン(テレビ朝日系)
#ドラマ #テレビ #ランキング #NHK #日テレ #TBS #フジ #テレ朝

池井戸潤最新刊『ハヤブサ消防団』刊行記念ガイドブック(試し読み付き) (集英社文芸単行本)

池井戸潤最新刊『ハヤブサ消防団』刊行記念ガイドブック(試し読み付き) (集英社文芸単行本)

  • 作者: 池井戸潤
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2022/08/31
  • メディア: Kindle版






第1話 新しいお仕事ドラマ開幕!!

第1話 新しいお仕事ドラマ開幕!!

  • 出版社/メーカー:
  • 発売日: 2023/07/13
  • メディア: Prime Video



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【映画レビュー】「東京2020オリンピック SIDE:B」(2022 日本) [映画]

【映画レビュー】「東京2020オリンピック SIDE:B」(2022 日本)
 東京オリンピックの公式記録映画の2部作の後編編。「SIDE:A」ではアスリート視点での描かれ方がされている一方、本作は、それ以外の人々、大会を運営する側の“背広組”、コロナ禍の中で五輪どころではない医療従事者、五輪反対を叫ぶ人々に主眼を置いた作品となっている。
 冒頭にIOCのバッハ会長が「五輪は世界の分断を修復する」と語ったり、森喜朗は延期に対する記者会見で、質問者に対し、不躾となじる姿など、不愉快極まりないシーンが続く。森喜朗はその後、失言問題でその職を辞すことになるが、“黒幕”として、大会に関与し続けていたことは明らかであろう。そのあたりの取材も甘い。
 結果として、五輪後に数々の賄賂事件が発覚し、国内の「分断」は、さらに進んだ事実は明らかにも関わらず、開会式の演出の総合統括だった電通出身の佐々木宏に関してはその辞任も含めて悪意を持って描いているものの、過去のイジメ問題により直前で辞任することになった開会式の作曲担当だ小山田圭吾や、ユダヤ人虐殺を揶揄するコントを行っていたとして解任された開閉会式の演出ディレクターだったお笑い芸人の小林賢太郎については全く触れられていない。森や佐々木が辞任したことによって組織委には12人の新たな女性理事が誕生したが、河瀨はその様子を誇らしげに描き、組織委への批判が見られないどころか、持ち上げる始末だ。
 事あるごとに子どもを登場させ、汚れ切った大会を綺麗事として描こうとするプロバガンダ感が見え見えで、アスリートの感情にも全く触れられていない。
 加えて、五輪反対デモ参加者の心情を理解しようともしていない。それどころか、デモ参加者を“非国民”と印象付けるようなシーンが不愉快さを倍増させる。また、「復興五輪」と銘打ったにも関わらず、被災者の方の心情の描き方も著しく表層的だ。
 果たして、これを「記録映画」として残す意味はどこにあるのだろうか。「SIDE:A」とは違って、河瀬の自己満足を満たすために作られたとしか思えない。
 もう来年にはパリ五輪が迫っている。東京五輪のスローガンだった「新型コロナウイルスに打ち勝った証」としての五輪の役割は、パリに全て持っていかれるだろう。そして、東京五輪は日本人にとって、もう忘れたい日本の黒歴史として、“レガシー”を残すことになったのだ。
<評価>★☆☆☆☆
<公式サイト>https://tokyo2020-officialfilm.jp/
<総監督>河瀬直美
#東京2020オリンピック #映画 #オリンピック #東京2020 #五輪 #河瀬直美 #森喜朗 #橋本聖子 #トーマス・バッハ #ドキュメンタリー #キノフィルムズ #東宝

東京2020オリンピック SIDE:B

東京2020オリンピック SIDE:B

  • 出版社/メーカー:
  • 発売日: 2022/12/22
  • メディア: Prime Video






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【映画レビュー】「東京2020オリンピック SIDE:A」(2022 日本) [映画]

【映画レビュー】「東京2020オリンピック SIDE:A」(2022 日本)
 コロナ禍による1年延期、無観客という五輪史上初めての状況下で行われた東京オリンピックの公式記録映画の2部作の前編。「SIDE:A」では、主にアスリートの苦悩をクローズアップしており、その中にはシリア難民、ママさん選手といった多様な事情を背負った選手も登場する。
 また、公式記録映画でありながら、五輪反対デモのシーンも挿入され、単なる感動を誘うようシーンは少なく、逆に、独特の感性を持つ河瀬監督らしくないなといった印象だ。
 東京五輪を振り返った時、日本人の10人に9人は「失敗」と答えるだろう。しかしながら、様々な困難を抱えながら競技を続ける選手にとっては、延期しようが無観客だろうが、その後に発覚する賄賂の数々なども含め、そんなことは関係ないのだ。オリンピックが開催されるのであれば、東京を目指すのはアスリートとして当然だし、実際に出場した彼ら・彼女らは、素晴らしいパフォーマンスを見せる。
 ただ、淡々と描き出すことによって、映画作品としての盛り上がりは少ない。盛り上げようがなかったといった方が正確か。全般的に冗長な印象を受ける。
 “広く浅く”表現したことによって、選手個人のパーソナルな部分をもっと掘り下げてほしかったが、それでは公式映画にはならない。製作側のジレンマは少なくなかっただろう。
 仮に、コロナ禍が起きずに、予定通りに開催されていたのであれば、どのような作品になったのだろうか。おそらくは凡庸なストーリーになっていたのではないかと想像すると、コロナ禍の緊急事態宣言下で行われた、今後有り得ないであろうシチュエーションで行われたオリンピックを、“一応”記録した作品にはなっている。
<評価>★★☆☆☆
<公式サイト>https://tokyo2020-officialfilm.jp/
<総監督>河瀬直美
<音楽>藤井風
<主題歌>藤井風「The sun and the moon」
#東京2020オリンピック #映画 #オリンピック #東京2020 #五輪 #河瀬直美 #藤井風 #ドキュメンタリー #キノフィルムズ #東宝

東京2020オリンピック SIDE:A バリアフリー字幕版

東京2020オリンピック SIDE:A バリアフリー字幕版

  • 出版社/メーカー:
  • 発売日: 2022/12/22
  • メディア: Prime Video






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【映画レビュー】「辻占恋慕」(2022 日本) [映画]

【映画レビュー】「辻占恋慕」(2022 日本)
 ある日、ロックデュオ“チカチーロンズ”のボーカル・信太(大野大輔)は、対バンライブに挑むが、ギターの直也にドタキャンされる。その理由は「パチンコ」。それが原因で、バンドは解散に追い込まれる
 路頭に迷う信太に救いの手を差し伸べたのは、鳴かず飛ばずのシンガーソングライターでアラサー女子の月見ゆべし(早織)。売れない、金ない、時間ないという2人は意気投合し、やがて信太はゆべしのマネジャーとなり、恋人にもなる。だが
しかし、ゆべしをメジャーに進出させたい信太と、自分のスタイルを頑なに曲げないゆべしの溝は日に日に深まっていく…。
 ゆべしを演じた早織は、出演オファーがあってからギターの練習を始めたということだが、吹き替えなしで、見事なパフォーマンスを見せている。かつての中島みゆきや山崎ハコにようなキャラクターだ。一方、信太は大野監督自ら演じており、煮え切らない男を演じている。
 脇を固めるキャストには、いわゆる“一流俳優”はいない。おそらく、製作費も激安だろう。それでも、音楽映画でもなく恋愛映画でもないこの会話劇を成立させることに成功している。三十路を迎えて、夢を追い続けるのか、それとも諦めるのか…。人生の選択を迫られる男女の葛藤を描いている。
 ゆべしは一見、芯の強そうな女性に見えるが、エゴサして、聴衆の反応を気にする一面もある。せっかくラジオ出演の機会を得ながらも、無愛想に徹し、放送事故を起こした上でチャンスを台無しにしてしまう。そのもどかしさも彼女の魅力であり、反面、売れない原因でもある。
 ラストシーンは、満員のライブハウスで歌えるチャンスを得るが、マネジャーであり恋人の信太の暴走でぶち壊される。それは同時に“青春の終わり”を意味していた。
 また、曲を売るメディアがカセットテープだったり、どこか“昭和感”を感じさせる作品でもあった。
<評価>★★★☆☆
<公式サイト>https://tsujiurarenbo.com/#main_wrp
<公式Twitter>https://twitter.com/tsujiurarenbo
<監督・原作・脚本>大野大輔
<エグゼクティブプロデューサー>石田誠
<プロデューサー>川勝奈穂
<アソシエイトプロデューサー>丸山靖博
<アシスタントプロデューサー>登坂健
<企画協力>直井卓俊
<撮影>中瀬慧
<照明>玉川直人
<録音>柳田耕佑
<スタイリスト>小宮山芽以
<ヘアメイク>藤原玲子
<編集>海野大輔、谷口恒平
<音楽>福田裕彦
<監督補>永関勇
<助監督>森山茂雄
<スチール>柴崎まどか
<制作担当>赤間俊秀
<劇中歌>西山小雨、ナビ、ニノ倉らむね
#辻占恋慕 #映画 #大野大輔 #早織 #濱正悟 #加藤玲奈 #川上なな実 #ひらく #福永朱梨 #小竹原晋 #堀田眞三 #ミュージシャン #シンガーソングライター #ライブ #インディ #カセット

辻占恋慕クラウドファンディング特典

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  • 出版社/メーカー: ノーブランド品
  • メディア:






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【映画レビュー】「君たちはどう生きるか」(2023 日本) [映画]

【映画レビュー】「君たちはどう生きるか」(2023 日本)
 『風立ちぬ』(2013)を以て、“引退宣言”していた宮崎駿が、事実上の引退撤回し、自ら原作・脚本・監督を務め、10年ぶりに製作した長編作品。
 事前に一切の宣伝がなされず、公式サイトも予告編もなく、発表されたのは、公開日とたった1枚のポスタービジュアルのみとあって、公開前にはジブリファンからも、大きな期待の声と、わずかながらも不安の声が上がっていた。
 さらにそのタイトルは、戦争中に発刊された、倫理観を説く吉野源三郎の小説から取ったものとあって、どういったストーリーが描かれているかと、様々な憶測を呼んでいた。
 本作は、東京大空襲によって、主人公の眞人が母親と死別する場面から始まる。
 眞人は、飛行機工場の経営者である父、そして父の再婚相手とともに疎開する。その女性は亡き母の妹であり、すでに身籠っていた。
 母を失った虚無感、新しい母親がその妹という、思春期の少年にとってはあまりにシビアなシチュエーションだ。その上、転校先の学校にいきなり父の車で登校したことで、仲間外れにされケンカした末、自らの側頭部に石で傷を付ける眞人。結果、愛息が負傷させられた上に不登校に陥ったことで、父は学校に激怒。社業とは反して軍国主義的な教育に否定的なこともあり、眞人が学校に行かないことを認める。
 疎開先は7人もの家政婦が常駐している大屋敷だっだが、眞人は満たされない日々を送る。そんな時、彼の前に、言葉を話すアオサギが現れる。アオサギを追い払おうとする眞人は、勢い余って積み上げてあった本を、床に落としてしまうが、その中の1冊が、『君たちはどう生きるか』で、表紙の裏には母からの手紙が添えられていた。
 「母があなたを待っている。死んでなんかいませんぜ」と語るアオサギに導かれるまま屋敷の裏に建つ廃墟のような洋館に立ち入る。そこは、異世界への入り口でもあった。
 異世界での眞人の前には様々なキャラクターが登場する。ジブリファンにとっては快哉を呼ぶような画作りや、過去作へのオマージュも散りばめられている。これまでのジブリ作品の粋を極めているといっても過言ではないだろう。反面、それ以外の人にとっては、あまりにも目まぐるしい場面展開に困惑するかもしれない。
 眞人が迷い込んだ異世界には、父の再婚相手、眞人に敵対する鳥たちと遭遇する。しかし、アオサギに加え、亡き母の化身と行動を共にし、大冒険を繰り広げる。
 眞人は、異世界の番人的存在である“大叔父”に、この世を引き継いでほしいと頼まれるが、その頼みを断り、戦争中である現実世界に戻ることを決意する。
 “大叔父”は眞人に対し「お前の手で争いのない世を作れ」とのメッセージとともに送り出す。
 その後、父の再婚相手とともに現実世界に戻り、時が経った一家には眞人の弟も生まれており、戦争も終結したことで、再び東京に居を移すことになる。
 最後、疎開先の大屋敷を、名残惜しそうに後にする眞人が印象的なラストシーンで物語は終わる。
 実に多様な表現方法で、どのシーンにどのようなメッセージが込められているのか、1回見ただけでは分からないかもしれない。示唆に富むようなシーンが多く、すぐに“答え”を求めたい人にとってはモヤモヤ感が残る作品と評される可能性もある。
 しかしながら、これが本当に引退作となるであろう、御年82歳の宮崎からすれば、作品が伝えたい意図の答えを鑑賞者に委ねており、見た側が感じたことが即ち、その答えなのだという強いメッセージを感じる。
 反面、この世界観が理解できない層も確実に存在する。そうした層にとっては、“小難しく説教じみたストーリー”と感じるだろう。こういう見方も否定できるはずはない。
 これまで子どもにとっても分かりやすいファンタジー作品を提供してきたジブリが、最後の最後に、理解するまでに非常に時間と考察が必要な作品を世に放ったのだから、そうした反応も出てくるのは当然だろう。ただただ、その映像美に圧倒されるまま終わってしまった…という鑑賞者も多いのではないだろうか。おそらくは賛否両論が噴出するであろうし、“見る人を選ぶ作品”という評価に終わる可能性もある上、しかも「子ども向け映画」ではないことは明白だ。
 宮崎の考えを推察するならば、「今までさんざん商業的に成功してきたのだから、最後くらい自分がやりたいように作りたい」というのが本音なのだろうか。その辺りの情報は、今後、明らかになっていくだろう。
 そしてもう一つのトピックスが、エンドロールである。声優として眞人役の山時聡真をはじめ、菅田将暉、木村拓哉、柴咲コウ、あいみょん、木村佳乃、竹下景子、風吹ジュン、大竹しのぶといった一流俳優の名が並び、主題歌を米津玄師が手掛けるなど、「宮崎アニメの集大成」にふさわしい豪華キャストが並ぶ。
 最後に、これだけの大作でありながら、事前に情報が全く漏れなかったことに対し、驚きとともに、関係者の努力に拍手を送りたい。
<評価>★★★☆☆
<監督・原作・脚本>宮崎駿
<製作>スタジオジブリ
<主題歌>米津玄師「地球儀」 https://lnk.to/chikyugi_0726CD
#君たちはどう生きるか #映画 #宮崎駿 #ジブリ #山時聡真 #木村拓哉 #木村佳乃 #菅田将暉 #あいみょん #柴咲コウ #小林薫 #火野正平 #國村隼 #大竹しのぶ #竹下景子 #滝沢カレン #阿川佐和子 #風吹ジュン

スタジオジブリ物語 (集英社新書)

スタジオジブリ物語 (集英社新書)

  • 作者: 鈴木 敏夫
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2023/06/16
  • メディア: 新書






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【映画レビュー】「KAPPEI カッペイ」(2022 日本) [映画]

【映画レビュー】「KAPPEI カッペイ」(2022 日本)
 ノストラダムスの大予言を信じ、1999年に文明が崩壊すると信じ、現代社会からかけ離れた離島で、来たる終末に向け、少年時代からひたすら修業してきたものの、世界滅亡は起きず、2023年になって、無戒殺風拳の師範(古田新太)によって、突然「解散」告げられるシーンから物語が始まる。
 活躍の場を得られないまま、突如、現代の東京に勝平(伊藤英明)をはじめ、“終末の戦士”たちが放り込まれ、世間の常識とのギャップにより、さまざまなハプニングや恋愛を描くアクションコメディー。原作は「デトロイト・メタル・シティ」などの代表作を持つギャグ漫画界の大物・若杉公徳氏だ。
 その時代錯誤の風貌から、市井の人々からは変態扱いされるも、気弱な大学生・啓太(西畑大吾)を、チンピラ(マテンロウのアントニーと大トニー)のカツアゲから救った勝平は、それをきっかけに女子大生・山瀬ハル(上白石萌歌)と知り合い、初めて“恋心”が芽生える。
 そして、そんな勝平の前に、かつてともに修行に励んだ守(大貫勇輔)、正義(山本耕史)、英雄(小澤征悦)らたちが現れ、騒動を巻き起こす一方で、強盗事件を解決に導いたりもする。
 ギャグ漫画が原作とあって、とにかくストーリーがいい意味でハチャメチャだ。しかしながら、伊藤英明、山本耕史らの豪華キャストが大真面目に演じており、役者としての引き出しの多さを見せ付けている。“終末の戦士”を演じた俳優の肉体美も注目ポイントだ。
 興行収入は約3億円と、とてもヒットしたとは言い難い結果に終わった同作。コロナ第8波の真っ最中の封切りだったことも不運だった。脚本を務めたのは「翔んで埼玉」の徳永友一氏だが、プロモーション次第では、同様にヒットしていたと思われる内容だっただけに悔やまれる。
 一流の俳優たちが、くだらない(←褒め言葉です)ギャグストーリーを、体を張って演じている隠れた秀作だ。
<評価>★★★★☆
<公式サイト>https://kappei-movie.jp/
<公式Twitter>https://twitter.com/kappei_movie
<公式Instagram>https://www.instagram.com/kappei_movie/
<監督>平野隆
<脚本>徳永友一
<プロデューサー>辻本珠子、刀根鉄太、宇田川寧
<共同プロデューサー>大脇拓郎、田口雄介
<音楽プロデューサー>溝口大悟
<撮影>小松高志
<照明>蒔苗友一郎
<録音>田中博信
<美術>金勝浩一
<装飾>中澤正英
<衣装>白石敦子
<ヘアメイク>酒井夢月、佐藤陵
<編集>森下博昭
<音楽>遠藤浩二
<アクションコーディネーター>吉田浩之
<VFXスーパーバイザー>小坂一順、道木伸隆
<スクリプター>石川愛子
<助監督>長野晋也
<制作担当>松原剛
<原作>若杉公徳「KAPPEI」(白泉社) https://www.hakusensha.co.jp/comicslist/43681/
<主題歌>西川貴教 featuring ももいろクローバーZ「鉄血†Gravity」(EPICレコードジャパン) https://www.sonymusic.co.jp/artist/takanorinishikawa/info/538899
#カッペイ #KAPPEI #映画 #若杉公徳 #平野隆 #伊藤英明 #上白石萌歌 #西畑大吾 #大貫勇輔 #古田新太 #山本耕史 #小澤征悦 #森永悠希 #浅川梨奈 #倉悠貴 #橋本じゅん #関口メンディー #鈴木福 #かなで #岡崎体育 #アントニー #大トニー #西川貴教 #ももクロ #終末 #戦士 #ノストラダムス #東宝

KAPPEI カッペイ

KAPPEI カッペイ

  • 出版社/メーカー:
  • 発売日: 2023/06/01
  • メディア: Prime Video






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【映画レビュー】「鍵」(2022 日本) [映画]

【映画レビュー】「鍵」(2022 日本)
 明治時代に生まれ、明治・大正・昭和と激動の時代を生き抜き、耽美的な私小説からミステリーまで多くの作品を残した谷崎潤一郎による原作の初版の刊行はなんと1956年(昭和31年)だ。その後、幾度も映画化・テレビドラマ化され、同作は劇場版といては6作目にあたる。
 初老の大学教授・神田直己(水澤紳吾)が、若く性欲タップリの妻・郁子(桝田幸希)を満足させられず、教え子でもある青年・木村正也(水石亜飛夢)に寝取らせようと画策する。その方が神田にとって性的興奮を得られるからだ。そのストーリー展開は、原作や過去に映像化された作品と変わらない。
 原作では、酔い潰れて寝入ってしまった様を写真に収め、日記に記していくが、同作では、スマホで撮影し、SNSにアップするという、令和となった現代に合わせた脚本となっている。
 行為は徐々にエスカレートしていき、神田が妻を睡眠薬で眠らせ、木村に寝取らせようとするが…。
 キャストは失礼ながら有名どころではない。生々しいベッドシーンや裸の描写もあるため、R15+に指定されているが、基本的には、登場人物の腹の探り合いをコミカルに描いた作品だ。75分という短尺作品であるものの、見せるべきストーリーをきっちりと収めている。こんな“楽しいエロス”を描く作品もアリだと感じさせてくれる。
<評価>★★★☆☆
<公式サイト>https://bungou-ntr.com/kagi.html
<公式Twitter>https://twitter.com/BungoNtr
<監督・脚本>井上博貴
<企画>佐藤友彦
<プロデュース>佐藤友彦
<プロデューサー>渡邉直哉
<撮影>加藤大志
<照明>高橋拓
<録音>池田知久
<衣装>山川恵未
<ヘアメイク>山田季紗
<編集>井上博貴
<MA・音楽>中西ゆういちろう
<助監督>河野宗彦
<原案>谷崎潤一郎「鍵」(中央公論新社) https://www.chuko.co.jp/bunko/1973/12/200053.html
#鍵 #映画 #谷崎潤一郎 #井上博貴 #井上博貴 #水澤紳吾 #桝田幸希 #水石亜飛夢 #秋谷百音 #寝取られ #NTR #BBB

鍵

  • 出版社/メーカー:
  • 発売日: 2022/12/02
  • メディア: Prime Video






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【映画レビュー】「NOPE/ノープ」(原題「Nope」/2022 アメリカ) [映画]

【映画レビュー】「NOPE/ノープ」(原題「Nope」/2022 アメリカ)
 『ゲット・アウト』(2017)、『アス』(2019)の成功で、一流SFホラー映画の仲間入りを果たしたジョーダン・ピールの長編作品第3作。
 牧場を経営し、生計を立てているヘイウッド家。ある日、長男のOJ(ダニエル・カルーヤ)が家業をサボって街に繰り出す妹・エメラルド(キキ・パーマー)にうんざりしていたところ、空から異物が降り注いでくる。その謎の現象が止んだかと思うと、直前まで会話していた父親が息絶えていた。父を死に至らしめたものとはコインのような金属片。OJは、父親の不可解な死の直前に、雲に覆われた巨大な飛行物体のようなものを目撃したことをエメラルドに明かす。
 父から引き継いだ牧場経営がうまくいかない中、ヘイウッド兄妹はその飛行物体の存在を収めた動画を撮影すればネットでバズるはずだと、UFOの撮影に挑むが、そんな兄妹と撮影スタッフに、次々と不可解で想像を絶する事態が待ち受ける。
 「ゴースト」「クローバー」「ゴーディ」「ラッキー」…と、チャプター毎に名前が付けられ、それぞれが同時進行的にストーリーが進むのだが、超常現象やUFO、暴れ出すチンパンジー、車に突き刺さる馬の頭部…といったホラー映画ならではの見せ場までが冗長過ぎて、テンポが悪い。
 また、コメディアン出身のピール監督らしい、社会風刺も盛り込まれている。この点がピール作品の肝であるのかも知れないのだが、同作に関していえば、蛇足に終始した印象だ。
 ホラー作品の重要なファクターである“怖がらせ方”に、妙な演出を加えていないものの、様々なホラー作品へのオマージュを感じることはできる。しかし、ホラーでありながら、社会風刺的なメッセージ性を込めるという試みは中途半端に感じてしまう。
 当然、アメリカと日本では、抱える社会問題も、そこに生きる人々が何に怯えるのかという感性も異なる。日本における興行収入は4億円にも届かなかったが、ホラー映画が海を超えて興行的成功を収める難しさを示しているともいえる。
<評価>★☆☆☆☆
<監督・脚本>ジョーダン・ピール
<製作>イアン・クーパー、ジョーダン・ピール
<製作総指揮>ロバート・グラフ、ウィン・ローゼンフェルド
<撮影>ホイテ・バン・ホイテマ
<美術>ルース・デ・ヨンク
<衣装>アレックス・ボーベアード
<編集>ニコラス・モンスール
<音楽>マイケル・エイブルズ
<視覚効果監修>ギョーム・ロシェロン
<インターネットムービーデータベース>https://www.imdb.com/title/tt10954984/
<サウンドトラック>『Nope』Original Motion Picture Soundtrack(Waxwork Records) https://waxworkrecords.com/products/nope
#NOPE #ノープ #映画 #ジョーダン・ピール #ダニエル・カルーヤ #キキ・パーマー #ブランドン・ペレア #マイケル・ウィンコット #スティーブン・ユァン #キース・デビッド #サスペンス #ミステリー #SF #ファンタジー #ユニバーサル #東宝

【Amazon.co.jp限定】NOPE/ノープ ブルーレイ+DVD(ミニポスター付) [Blu-ray]

【Amazon.co.jp限定】NOPE/ノープ ブルーレイ+DVD(ミニポスター付) [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
  • 発売日: 2023/01/06
  • メディア: Blu-ray






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【映画レビュー】「義足のボクサー GENSAN PUNCH」(原題「Gensan Punch」/2021 フィリピン・日本) [映画]

【映画レビュー】「義足のボクサー GENSAN PUNCH」(原題「Gensan Punch」/2021 フィリピン・日本)
 沖縄で母親と2人で暮らす津山尚生(尚玄)は、プロボクサーになる夢を抱いているが、幼少期に右膝から下を失い、義足であることことから、日本ではプロライセンスが取得できない。しかし、夢を諦めきれない尚生は、フィリピンへ渡ることを決意する。
 フィリピンの名匠ブリランテ・メンドーサがメガホンを取り、プロボクサーを目指して日本からフィリピンに渡った青年の実話を基に描いたヒューマンドラマだ。
 主役の尚玄のバキバキに鍛え上げられた肉体美と、本物の試合と見紛うようなリアリティー溢れる格闘シーンも見どころの一つではあるが、決して、ボクシング映画でも、スポ根モノでもない。
 尚生は、自身が義足であることを恨めしがったりはしない。現状を受け入れ、失ったものより、未来を自分の力で切り開こうとする、純粋無垢な男だ。日本とは何から何まで違うフィリピンの環境にもいち早く順応し、周囲からも慕われる兄貴分的存在となっていく。
 フィリピンでの受け入れ先となったトレーナーのルディ(ロニー・ラザロ)は、アマチュアの大会で3連勝すればプロライセンスを取得できるというルールの下、尚生に最大級の期待を寄せ、尚生もそれに応えるが、一刻も早く尚生にプロライセンスを取得させようと八百長試合を持ち掛け、それを知った尚生がルディに手を上げる。尚生が感情的になった唯一のシーンだ。
 さらにフィリピンは、あのマニー・パッキャオを生んだボクシング王国だ。それだけに国民的スポーツとして、競技人口も試合数も多い、ストーリーの中で、同じジムの同僚が、試合中のアクシデントで亡くなってしまうが、ボクシングというスポーツが格闘技である以上、避けては通れない道だ。それが、ルディに八百長試合を仕組ませた遠因でもある。やり方は違法だが、尚生の体のことを思いやっての行動だったのだ。
 実話ベースのストーリーだけに、感動的なエピソードが散りばめられているわけではない。しかし、父親のいない厳しい生い立ちと、義足であるというハンディキャップを背負いながらも、自分の目標に向かって愚直に突き進む姿は、観る者全てに勇気を与えるものだ。
 そんな真っ直ぐな青年を演じ、口数こそ少ないものの、表情や口調で感情を表すという難役を演じ切った尚玄にも賛辞を贈りたい。
<評価>★★★★☆
<公式サイト>https://gisokuboxer.ayapro.ne.jp/
<公式Twitter>https://twitter.com/gisokuboxer
<公式Facebook>https://www.facebook.com/gisokuboxer/
<公式Instagram>https://www.instagram.com/gensanpunch/
<監督・製作>ブリランテ・メンドーサ
<脚本>ホニー・アリピオ
<プロデューサー>山下貴裕、クリスマ・マクラン・ファジャード、尚玄
<製作総指揮>ブリランテ・メンドーサ
<美術>ダンテ・メンドーサ
<撮影>ジョシュア・A・レイレス
<編集>イサベラ・デノガ、アーマンド・ビング・ラオ、ピーター・アリアン・ヴィト
<音響>アルバート・マイケル・イディオマ
<音楽>ディワ・デ・レオン
<美術>ダンテ・メンドーサ
#義足のボクサー #映画 #GENSANPUNCH #ブリランテ・メンドーサ #尚玄 #ホニー・アリピオ #南果歩 #木佐貫まや #金子拓平 #ロニー・ラザロ #ビューティー・ゴンザレス #ジェフリー・ロウ #ジュン・ナイララ #ヴィンス・リロン #ボクサー #ボクシング #ライセンス #フィリピン #ハンディ #障害 #実話 #彩プロ

義足のボクサー GENSAN PUNCH(字幕版)

義足のボクサー GENSAN PUNCH(字幕版)

  • 出版社/メーカー:
  • 発売日: 2022/11/23
  • メディア: Prime Video






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【映画レビュー】「THE3名様 リモートだけじゃ無理じゃね?」(2022 日本) [映画]

【映画レビュー】「THE3名様 リモートだけじゃ無理じゃね?」(2022 日本)
 石原まこちんの同名漫画を原作に実写ドラマとして2005年にスタートした「THE3名様」の映画化作品。
ジャンボ(佐藤隆太)、まっつん(岡田義徳)、ミッキー(塚本高史)のフリーター3人組が深夜のファミレスで他愛もない会話を繰り広げるだけの脱力感のあるゆるい内容だが、5年間で11タイトルのDVDがリリースされ、累計33万本を売り上げたヒット作だ。
 石原まこちんの完全書き下ろし脚本で、劇場版として12年ぶりに復活した同作。こうしたワンシチュエーション、しかもオムニバス作品であり、演者の力量が、作品の出来不出来に大きく影響するが、そこは佐藤隆太、岡田義徳、塚本高史といった実力派俳優が、それぞれの濃いキャラクターを演じており、肩の力を抜いて見られる娯楽作に仕上がっている。
 深夜のファミレスに集まる、決してお行儀の良くないフリーター3人組と、ファミレスの店員しか登場しないが、いい意味で“映画っぽくない”作品で、全くメッセージ性も主張もないが、そのグダグダ感が魅力の一作だ。
<評価>★★★☆☆
<監督>森谷雄
<原作・脚本>石原まこちん
<プロデュース>森谷雄
<撮影監督>中山光一
<照明>大嶋龍輔
<録音>北野愛有
<美術>津留啓亮
<編集>栗谷川純
<スタイリスト>岡島千景、棚橋公子
<ヘアメイク>田中健
<演出補>小山亮太
<ラインプロデューサー>ワダシンスケ
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