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【映画レビュー】「MEMORY メモリー」(原題「Memory」/2023 アメリカ) [映画]

【映画レビュー】「MEMORY メモリー」(原題「Memory」/2023 アメリカ)
 ベルギーとオランダで2003年に製作された「ザ・ヒットマン」のハリウッドリメイク作品。
 完璧に仕事を遂行する殺し屋のアレックス・ルイス(リーアム・ニーソン)。しかし、アルツハイマー病に侵され、引退を考えるようになる。
 そんな彼に殺人依頼が届く。大金のため“これが最後の仕事”と引き受けるが、ターゲットが少女であることを知り、契約を破棄する。それは、唯一の信念である「子どもだけは殺さない」を貫くためだった。アレックスは調査を進める中で、財閥や大富豪を顧客とする巨大な人身売買組織の存在を突き止める、さらに腐敗した警察との事件に巻き込まれていく。
 メキシコの病院からで、ターゲットの男を殺害するシーンから物語が始まる。しかし一方で、自身がアルツハイマー病に侵されていることに気付く。
 テキサス州のエルパソ、FBI捜査官のビンセント・セラ(ガイ・ピーアス)は、売春を仲介するレオンという男に会う。ビンセントはレオンに金を払う。ビンセントは、ベアトリス(ミア・サンチェス)という少女を紹介さる。しかし、彼女はレオンの娘だった。FBIのリンダ・アミステッド(タジ・アトウォル)とメキシコからの警官ウーゴ・マルケス(ハロルド・トレス)がレオンを殺害し、ベアトリスを保護する。
 しかし、それはマフィア化した人身売買組織と腐敗した警察との闘いの序曲に過ぎなかった…。
 単なる「殺し屋vs雇い主」という構造ではなく、FBI捜査官や地元警察など、登場人物が多層に渡り、しかもアメリカとメキシコの国境をまたがせることで、ストーリーに深みを持たせようとしているが、それが逆に、分かりにくさを生んでしまっている印象だ。
 もっと、リーアム・ニーソンが演じるアレックス・ルイスにフォーカスしたストーリーであれば、感情移入できたようにも感じる。
 ラストシーンもおおよそ予想できるような締め方で意外性はないが、だからこそ、キャストの魅力を生かした作品にできたようにも思え、もったいなさを感じる。
<評価>★★☆☆☆
<公式サイト>https://memory-movie.jp/
<公式X>https://twitter.com/MEMORY_moviejp
<ショウゲート公式Facebook>https://www.facebook.com/showgate.youga/
<監督>マーティン・キャンベル
<製作>キャシー・シュルマン、モシュ・ディアマント、ルパート・マコニック、マイケル・ハイムラー、アーサー・サルキシアン
<製作総指揮>テディ・シュワルツマン、ベン・スティルマン、ペーター・ブカート、ルディ・デュランド、トム・オーテンバーグ ジェームズ・マシェッロ、マシュー・シダリ
<オリジナル脚本>カルル・ヨース、エリク・バン・ローイ
<脚本>ダリオ・スカーダペイン
<撮影>デビッド・タッターサル
<美術>ウォルフ・クレーガー
<衣装>イリーナ・コチェバ
<編集>ジョー・フランシス
<音楽>ルパート・パークス
<原作>ジェフ・ヒーラールツ「De Zaak Alzheimer」
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