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【映画レビュー】「もっと超越した所へ。」(2022 日本) [映画]

【映画レビュー】「もっと超越した所へ。」(2022 日本)
 クズ男と、そんな男たちに振り回される4人の女性、真知子(前田敦子)、鈴(趣里)、七瀬(黒川芽以)、美和(伊藤万理華)の生活ぶりを、コロナ禍を交えながら、同時進行的に描いている恋愛群像喜劇。
 元々は舞台作品であり、オムニバス形式の会話劇を中心にストーリーが展開していくのだが、とにかく冗長過ぎて、グダグダ感が強い。とにもかくにも、物語に没入できない。ダメ男と別れ、シャッフルするがごとく、出会い、また悪循環を繰り返していく筋書きは、観る者を混乱させる。豪華キャストを集めながらも、興行収入は1億円に届くかどうかという結果に終わったように、“失敗作”と言われても致し方ないだろう。
 ちなみに、出演している俳優は頑張ってはいる。コメディエンヌとしての地位を確立しつつある前田敦子はじめ、ムカつく最低男を演じさせれば一級品の菊池風磨など、その実力を発揮している。
 だからこそ、この脚本には大いに不満が残る。まず、ターゲティングが曖昧で、誰に対して何を見せようとしているのかも分からない作品だ。
 全般的にワチャワチャした感じが続き、途中からは耳障りに感じてしまう。突拍子もないラストシーンもよく分からない演出だ。ダメンズに引っかかる女性にとっては多少の共感を得られるかも知れないが、男性にとってはイライラが募るだけの作品だ。 
<評価>★☆☆☆☆
<公式サイト>https://happinet-phantom.com/mottochouetsu/
<公式X(旧Twitter)>https://twitter.com/mottochouetsumv
<公式Instagram>https://www.instagram.com/mottochouetsumv/
<公式TikTok>https://www.tiktok.com/@mottochouetsumv
<監督>山岸聖太
<脚本>根本宗子
<製作>中西一雄、小西啓介、石井毅、久保田修
<エグゼクティブプロデューサー>後藤哲
<スーパーバイジングプロデューサー>久保田修
<プロデューサー>近藤多聞、遠藤里紗
<撮影>ナカムラユーキ
<照明>田中心樹
<録音>伊豆田廉明
<美術>倉本愛子
<装飾>龍田哲児
<スタイリスト>纐纈春樹
<ヘアメイク>菊地弥生
<VFXスーパーバイザー>島崎淳
<リレコーディングミキサー>野村みき
<サウンドエディター>大保達哉
<編集>李英美
<音楽>王舟
<助監督>水波圭太
<スクリプター>大西暁子
<制作担当>土屋淳志
<原作>根本宗子「もっと超越した所へ。」(徳間書店) https://www.tokuma.jp/book/b610540.html
<主題歌>aiko「果てしない二人」(PONY CANYON) https://www.ponycanyon.co.jp/music/PCCA000015008
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もっと超越した所へ。 (徳間文庫)

もっと超越した所へ。 (徳間文庫)

  • 作者: 根本宗子
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2022/09/08
  • メディア: 文庫






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