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【映画レビュー】「決戦は日曜日」(2022 日本) [映画]

【映画レビュー】「決戦は日曜日」(2022 日本)
脳梗塞に倒れた父に代わって、地盤を引き継き、衆議院議員選挙の出馬する決意をしたものの、ワガママ放題、空気も漢字も読めない、迷惑系ユーチューバーをボコる長女・川島有美を演じる宮沢りえのハチャメチャぶりを、父の代から川島のサポートに徹してきた私設秘書役の谷村勉の窪田正孝の対照的なキャラクターのコントラストは面白い。しかし、5年にわたって取材したと謳っているにもかかわらず、政治コメディとしてはやや中途半端で、政治の裏側を風刺した割には、ストーリーがやや物足りない。実際、自民党の二世議員なんてこんなもんでしょ…と感じるに至るに過ぎない。その後、有美は、数々のスキャンダルや、後援会の離反などでヤル気を無くし、谷村らに依頼し、わざと落選しようとするものの、結局は当選してしまうところなど、シニカルに、今の日本の状況を表現してはいるが、実際、ガーシーのようなゴロツキが国会議員になってしまう世の中だ。結局、有権者は“愚民”であるという現実は、既にフィクションを超えてしまっているのだ。キャストの演技が光っていただけに、脚本の詰めの甘さが残念な作品であった。
<公式サイト>https://kessen-movie.com/
<公式Twitter>https://twitter.com/kessenmovie2022
<評価>★★☆☆☆
<監督・脚本>坂下雄一郎
<製作総指揮>藤本款
<プロデューサー>深瀬和美、若林雄介
<撮影>月永雄太
<照明>藤井勇
<録音>島津未来介
<美術>福岡淳太郎
<装飾>松葉明子
<スタイリスト>西留由起子
<ヘアメイク>板垣実和、千葉友子
<編集>上野聡一
<音楽>渡邊崇
<音響効果>勝亦さくら
<監督補>塩崎遵
<キャスティングディレクター>杉野剛
<ポストプロダクションプロデューサー>篠田学
<ラインプロデューサー>大熊敏之
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決戦は日曜日

決戦は日曜日

  • 出版社/メーカー:
  • 発売日: 2022/04/20
  • メディア: Prime Video






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