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【映画レビュー】「さがす」(2022 日本) [映画]

【映画レビュー】「さがす」(2022 日本)
ポン・ジュノ監督にとって日本人唯一の弟子でもある片山慎三監督が脚本から手掛けた作品。監督デビュー作の「岬の兄妹」や、助監督を務めた「TOKYO!」や「苦役列車」もそうであったように、作風は重苦しい。一方で、「僕たちのアフタースクール」や「全裸監督」も手掛けているように、吹き出しの多い映画人という印象だ。佐藤二朗演じる父・智が懸賞金のかかった指名手配感を「さがす」ために姿を消し、その父を「さがす」娘、そして、次なる獲物を「さがす」連続殺人犯がストーリーの中心だが、実際の主人公は、佐藤二朗も顔負けの演技を見せた娘役の伊東蒼だろう。脚本もよく練られており、まるで昭和の時代のまま時間が止まってしまったような、大阪のドヤ街も無法地帯ぶりも細かく表現されている。快楽殺人ともいえる自殺幇助を続ける犯人役の清水尋也のサイコパスさも戦慄を感じさせるくらいであり、重いテーマを上手に中和してくれる、ほっこりしたラストシーンも印象的な作品だ。
<評価>★★★★☆
<公式サイト>https://sagasu-movie.asmik-ace.co.jp/
<公式Twitter>https://twitter.com/sagasu_movie
<公式note>https://note.com/sagasu_movie/
<監督・脚本>片山慎三
<共同脚本>小寺和久、高田亮
<エグゼクティブプロデューサー>豊島雅郎、仲田桂祐、土川勉
<プロデューサー>井手陽子、山野晃、原田耕治
<ラインプロデューサー>和田大輔
<撮影>池田直矢
<録音>秋元大輔
<装飾>松塚隆史
<衣装>百井豊
<ヘアメイク>宮本奈々
<カラリスト>大西悠斗
<音響効果>井上奈津子
<編集>片岡葉寿紀
<音楽>高位妃楊子
<音楽プロデューサー>安井輝
<助監督>相良健一
<キャスティング>田坂公章
<スケジュール>山田卓司
<制作担当>姫田伸也
<宣伝プロデューサー>中島航
<製作協力>埼玉県、SKIPシティ彩の国ビジュアルプラザ
<制作協賛>CRG
<制作プロダクション>レスパスビジョン
<制作協力>レスパスフィルム
<製作幹事・制作・配給>アスミック・エース
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さがす

さがす

  • 出版社/メーカー:
  • 発売日: 2022/08/03
  • メディア: Prime Video






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